虹亀商店×かまわぬ×felissimoの紅型手ぬぐい


Tシャツや手ぬぐいのお問い合わせが多くなってきて、いよいよ全国、どこもかしこも夏!なんだな!というかんじがしてます。
felissimoさん企画で、去年からデザインに取り組んでいた紅型デザインの手ぬぐいも、いよいよ!ついに世に出ることになりました!!!
いえ〜〜〜い!!パチパチパチ…!!!
感慨深い…
思い出話を、してもいいですか…涙
この企画を実現させるために、felissimoの担当者さんと、かまわぬの担当者さんがうちの工房に来てくれて、
狭い空間の中、身を寄せ合って、ああしよう、こうしよう、となにやら作戦会議のような場が開かれたのが
去年の、まだ暑い頃でした…
その後、気持ちひとつになり、それぞれの動きが決まり、私が必死にデザインに打ち込んでいたのが
ちょうど去年の年末、年始。お腹がマックスの臨月で、仕事が仕上がるのが先か!?この子が出てくるのが先か!?
というハラハラどきどきの中、いえーーーい!!お腹の人が先でしたーーー!!!
って、あら…
あとちょっとの残すところを、出産後、入院してる部屋に持ち込みで仕上げたというのも、今では良き思い出…
その後、かまわぬさんが、実際に注染工場で、商品にするための型紙作り、色決め、サンプル作り、を繰り返し…
サンプルを見ては、この部分の色をもっとこうしよう、と、納得のいくものを作り出すために、何度も試行錯誤し
ようやく!!企画立ち上がりから半年以上のときを経て!
出来上がりです!!!これはもう!パチパチパチ!!!しか、ないでしょう!!
この手ぬぐい。そうやって、いろいろな人の思いのもと、出来上がったものなわけですが
作品のテーマも、「誰かを思う願いを込めて贈る」手さーじ(沖縄の言葉で、てぃさーじ。手ぬぐいのこと)
モチーフは、どれも、沖縄の海の珊瑚を守ろう、という大きなテーマのもと、、海のイメージでつくっていますが
今回の手さーじはさらに、沖縄の伝統的な装飾品、「房指輪」をイメージして、意味と想いを込めて作っています。
房指輪って、知っていますか?
房指輪とは、琉球王朝時代の沖縄で、婚礼の祭事に用いられていた飾り指輪です。
娘が結婚するときに、親から願いを込めて贈られたもので、扇、鳩、花、灯、蝶、魚、葉の
七つの飾りのモチーフには、ひとつひとつ意味が込められています。
(気になる方、房指輪で調べてみて下さいね!)
この七枚の手さーじも、ひとつひとつに、房指輪と同じモチーフを取り入れています。
そこにも注目して、誰か大切な人への、贈り物なんていかがでしょう?
ということで、一枚一枚紹介してみます!

魚のモチーフは、食べ物に困らないように。ブダイやハナゴイが珊瑚の海の中を泳いでいます。

葉のモチーフは、着るものに困らないようにという意味が。沖縄の着物の繊維となった芭蕉(バナナ)の木の繁る風景。

蝶のモチーフは、ご先祖様が姿を変えて現れたという意味が。私たちの住む世界を、見守っていて下さい。

花のモチーフは、生活の彩りの意味。生活が豊かに彩りのあるものであるようにという願い。

扇は、末広がりの福の意味。扇の中には沖縄の海の風景。実は、同時に発売中の、紅型扇子がそのままモチーフになっているという、
隠れ姉妹品♪

灯は、未来を照らしてくれる希望の光。海の中の灯りということで、発光魚や珊瑚、クラゲを登場させました。藍のグラデーションで染める、藍型(えーがた)のデザイン。

鳩は、世界平和と子孫繁栄。青いバックが海のようだったり空のようだったり。シルエットの中には海の風景が。
これらの、七つのコレクションです〜〜〜!!!
毎月この中から順番で一枚届くようになっています。
順番はお楽しみに♪なのですが、一回のみの注文もできますよ!
詳しくはこちら
kraso[クラソ]琉球王朝の息吹を感じる 誰かを思う願いを込めた 琉球紅型(びんがた)デザイン手さーじの会
売上金の一部は、「沖縄サンゴ基金」として、NPO団体・沖縄県立沖縄水産高等学校を通じて、沖縄の珊瑚礁を守る活動に活用されます。
ようやく発表出来たので、私は満足です。はあはあ(息切れ)。
次回ブログでは、完成までの制作秘話をお話しします〜〜〜^^
それはもういい?そういわず、聞いて聞いて〜〜〜!!!

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