ラビラビ


ライブステージ用の衣装を染めました。
この衣装を着てくれるのは、ラビラビのあずみさん。
ラビラビは、ヴォーカルのあずみさんと、打楽器のナナさん、Pikoさんの3人組で、「縄文トランス」と呼ばれるライブを各地で行っています。
そして、日本全国各地、東アジアを旅して年間100本以上のライブをやっています。
北海道や沖縄の音楽もたくさん取り入れて音楽をつくっているラビラビ。
この衣装は、あずみさんからのアイディアで、上をアイヌ伝統の刺繍で、下の裾を沖縄の紅型染めで。
この一着で、「大地と、そのつながり」を表現出来るような…。というイメージで、あずみさんと何度も相談を重ねながら
出来上がりました。
ずっとつかっているガンガラーの谷のがじゅまるの型紙に、もう二本、新しいがじゅまるの木を新しく彫って、
がじゅまるの森がスカートの裾に広がりました。
そのがじゅまるの森の中で遊ぶたくさんの種類の鳥たち…
一番高いところを悠々と飛んでいる大きい鳥はサシバです。

17日のライブに間に合うように…とのことで、スケジュールを決めて作っていました。
まず、この麻生地のワンピースが、作家さんによって縫い上がり
アイヌ刺繍をしてくれる作家さんの元へ、そして刺繍がされた後、沖縄へやってきた衣装に、
最後に私が紅型染めをしました。
この衣装も、完成までに既にたくさんの旅をしてきたという。
そしてこれからラビラビの音楽とともに、本当に長い旅に出かけます。
そのために、ライブまでにラビラビの元へ送り届けなければいけないのに…
仕上がりがすっかり気に入ってしまった私は、ギリギリまで見ていたくって、
宅急便で送る寸前まで、この衣装を持って、新しく買ったカメラを持って
斎場御嶽へ、垣花樋川へ、そして海をバックに、次はがじゅまるの木にかけて、写真をパチパチと…
おおっと!もう送らないと!間に合わない!となる寸前まで、楽しみました(笑)
染める服の土台が素敵だとまた、染めるのが本当に楽しいです。
私は自分で服を縫うことがあまり上手じゃないので、こうやって、
服を作る人、刺繍をする人、と、コラボさせてもらうのは本当に楽しいです。
染めるのにとっても緊張もするけど…。
ちょうど今ごろラビラビのあずみさんは、千葉でこの衣装を着てステージにたっているはず!
旅の途中で、この衣装を着たあずみさんと、ラビラビと出会う方もいるかもしれない。
そのときは、どうぞよろしくお願いします。

あちこちで撮った写真のひとつ。垣花樋川の坂の途中のがじゅまると。

2 thoughts on “ラビラビ”

  1. これまた、すんごい上等できたね!
    あずみちゃんがこの衣装を着て、いろんな精霊たちを降ろしながら、声、歌を通してこの次元に届けてくれる。ぴったりの衣装。
    いろんな人を介して出来上がった、ストーリーを持ってる服って最高☆

  2. >choukraneさん
    この衣装を着て歌っているあずみさんをナマでみたいよ〜〜!!
    もうすぐ虹の岬祭りだね〜〜〜

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