紅型でつなごう、沖大の輪!


最近ある大きいプロジェクトに関わらせてもらってます
そのプロジェクトは、沖大、沖縄大学の、アート部により企画されたもので、
来年度新入生へ、沖大生一枚一枚手作りの、紅型バッグを贈る!というもの
今までも、入学式のときに、資料などをいれたバッグを新入生に贈るのが、伝統だったようで
去年までは、学生たちがデザインを
描いたものをプリントして作ったりしていたようなのですが
もっと気持ちのこもったものを!と、今回紅型手染め案がもちあがったとのこと
その数なんと、700枚!!
最初その企画の相談に来てくれた、沖縄大学の先生からその数を聞いて
私はまずとってもびびりました
紅型は、一枚一枚と向かい合っての手染めなので、とてつもない時間がかかります
学生さんたちが力を合わせても、ほとんどの人が紅型未経験の中、その数を仕上げるのは
並大抵のことじゃありません
来年の入学式と言う、期限も決まっているし
本当にできるかな!?
でも、やってみたい!!頑張ります!!という大学生の言葉に、
じゃあ、やってみよう!と、このプロジェクトが動き始めました。
まず、私が沖縄大学オリジナルの型を、なるべくみんなが染めやすいように、色数や柄など考慮して作りました

それがこの型!
そして、学生さんたちがいっぺんに作業ができるように、同じ図柄の型紙を十枚彫りました!

これがその型紙!×10!!
同じ図柄だけど、ちょっとずつ脇役の生き物や貝の形を変えて、色見本も三種類作りました
飽きないように工夫(笑)

これがその色見本と、顔料などの材料!!
私が、アート部始め、中心となる学生さんたち十数名に、紅型ワークショップを行ない、
何日かの集中教室で、糊置き、染めなどの方法を教えます。
そのあとは、その学生さんたちが、またさらにたくさんの学生さんたちに伝授していき、
そうして広がる紅型の輪のなか、700枚のバッグが仕上がる!というこのプロジェクト
初めての、手探りの中動き出し、そしてなかなか盛り上がってます!!

これから毎週水曜日は、ここのホールで紅型バッグ作りが行なわれています
(沖大生の皆様!どしどし参加して下さいね!なんせ、700枚だから〜!)
学生さんたちはすごい
最初はうまくできなかった色付けのぼかしが、数を重ねるうちにどんどん上手になっていったり
失敗したものを見て、あ、糊置きのここがまずかったんだな、と、次に活かす姿もよくあり
そして自分なりに得たコツを、また友達に伝授したりと、どんどん進化しています
これは、700枚完成する頃には、沖大生、かなりの紅型の腕になってるかもよ!?
「楽しい〜〜〜!小学生の頃一度学校で習ったっきりで忘れてたけど、こんなに楽しいなんて〜〜♪」
なんて声を聞いて、沖縄の子たちに紅型を教えることができるなんて〜♪と私も嬉しい!

糊置き

外で乾燥。大人数でやっているから、がんがん仕上がるよ〜

色差し。何やってるの〜〜〜と興味を持ってやってくる子も

色差しが終わったものは、どんどんお庭に並べて乾燥。この日は、30名ほどの人数により50枚が仕上がりました!

授業の合間をぬいながら、いろいろなことにチャレンジする大学生たち
みんないい子たちで、話していても楽しく、私は、この時間が大好きになってしまいました
来週からはしばらく、中心メンバーの学生たちにお任せして
気になりながらも、私なしでもプロジェクトが進むように、そっと見守る…
でも、気になって、見にいっちゃうかも〜〜〜
頑張れ、沖大生たち!!

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