気仙沼の海の生き物たち


六年前の、石垣島店舗オープンのときからおつきあいさせてもらっている雑貨屋gruppo(グルッポ)さん
店主が宮城県気仙沼の方で、震災後からいろいろな心境の変化があり、昨年石垣島の店舗を閉め、
現在は気仙沼に拠点を移しオンラインショップでの販売を中心に、変わらず島の手づくり雑貨をメインに
厳選されたかわいい商品の並ぶお店を続けられています。
地元の物産展等に出店する機会も多いため、なにかせっかくのこの繋がりをかたちにした商品を!ということで
お話をいただき、気仙沼の風景を紅型にした、「気仙沼の海の生き物たち」の紅型を製作することになりました。
気仙沼のお客さんにも、紅型の色鮮やかな魅力が届き、楽しい気持ちになってもらえたらなーとイメージして作りました。
前回デザインして商品になっている、「ドラゴンフルーツと八重山の生き物たち」の姉妹品になっています^^
モチーフは、宮城・気仙沼の海に住んでいる生き物たちで、
ワカメ・サンマ・カツオ・マグロ・マンボウ・ウニ・アワビ・カモメなどが描かれています。
震災の後、様々な風景や、私たちの内面での意識も変わりました。
gruppoさんのように、いろいろな想いあり、生活の場を移す人もたくさんいます。
沖縄に移住してこられた方とも、この数年間でたくさん知り合いました。
私は震災が起こるまで、gruppoさんが気仙沼の方というのを知りませんでした。
震災は、本当に辛い出来事であったし、今もたくさんの問題が山積みであるけれど
人と人とが会話をし、自分のルーツについて、これからの生き方について考える、
大きなきっかけとなったことは間違いありません。
この紅型の商品には、gruppoさんの、
『震災前のように、気仙沼の海が活気づき いつまでも忘れないで欲しい』と
いう想いが込められています。
私は、原発周辺の海で放射能が完全にブロックされているなんていう情報は大嘘だと思うし
東北の海や、東北だけでなく日本周辺の海のことが本当に心配です。
連日のように、放射線量の高い魚が水揚げされたという情報を目にし、耳にし、
やるせない気持ちになります。
それでも、日本の海を愛したいし、守りたい。
gruppoさんの想いは、誰しもが持っている共通の願いであると信じています。
人との対話。日々学び。
無関心から抜け出そうね。

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